一級建築士 渡辺孝

「いい建物だなぁ」後で見てもそう思う自信作。

こんな気持ちでやっています 作品はまるで自分の子供 引き渡す際は一抹の寂しさも

1から10まで予定通りにいかないのがこの仕事。お施主さんの要求など、図面にないもの、予定にないこともできるだけ応えるように心がけています。どんどん変化する現場で臨機応変に対応できるのがプロの仕事。引渡しの際は、「これで終わった」という安堵や達成感と共に、一抹の寂しさもあります。何も形のないところから作ってきたので、引き渡すまでは自分のもの、自分の子供というような愛着があるんです。誰も知らない所を自分だけは知っている、あんな所を苦労したけどうまくできて良かったな、これで満足していただけるかな、そんな思いでいっぱいですね。後になって見ても「いい建物だなぁ」と思うことが何度もありますよ。

私の得意分野 コンクリートの打放し。実は難しいんですが、お任せください

何でも対応しますが、特にコンクリートの打放しは自分が好きでいろいろ手掛けてきた関係上、自信があります。装飾がない分むき出しで、それがデザインになるし、後から補修できないため、実は難しいんです。手順、材料の配合など、工事に取り掛かる前の設計にかなりをウエイトを占めます。それが万全でないといい建物ができないんです。

忘れられない仕事

個人住宅・店舗など
コンクリートの打放しが好きなので、そんな個人住宅や店舗などを手掛けられたのがおもしろかったです。シンプルだけど重みや風格のあるところがコンクリート打放しのいいところ。素材を活かすという意味でも、おもしろいですね。
画家の個人住宅/富士宮市
もちろんコンクリート以外にも、木材なら木材の良さなどがあります。設計事務所のセンスでデザインもいろいろ変わるところがもうひとつのおもしろさでもあります。富士宮市で画家の方の建物を作ったのですが、屋内をキャンパスに見立て、クロスを使わず塗り壁にしたり、色もあまり使わず木の素材を活かした珍しい建物でした。自分が手掛けた建物はどれも思い入れがありますが、こんな特徴的な建物は特に印象に残っています。